ニッケルハルパ」の魅力

スウェーデンの伝統楽器「ニッケルハルパ」とは

スウェーデンのウプサラを中心とした地域で
中世の時代から伝承されてきた素朴な農民たちの楽器
ニッケルハルパ。

共鳴弦の響きによって豊かな音を奏でるこの楽器は
バイオリンと違いピアノのようにキーが並んでいるので
初めての人でも簡単なメロディーなら弾くことができる
複雑に見えて、実のところ敷居の低い楽器です。

伝承者が語るニッケルハルパの魅力 

ウーロフ・ヨハンソン氏に会長の鎌倉がインタビューを行いました。

ニッケルハルパの伝承の拠点である
エリック・サールストロム・インスティテュートで
長年専任講師を務めるウーロフ・ヨハンソン氏に
会長の鎌倉和子がインタビューしました。

氏は、伝統的なニッケルハルパ音楽を伝承する人として
本国で後進の指導にあたるのみならず、
第一線で活躍中のバンドのメンバーとして
世界中にニッケルハルパを広める役割を担う人です。

インタビュー動画はこちら

みんなで楽しむことが一番大事、北欧の民族音楽世界



北欧の民族音楽は「誰もが一緒に楽しむこと」を大切にします。

初めて楽器を持った人にも、おもちゃの楽器をかき鳴らす子ども達にも
「間違った音なんて無いよ、みんなで弾けば全部和音になる」と言って一緒に音を合わせることを楽しむ。

人がみんな幸せであることが一番大事という北欧的な考え方が見えてくる
そんな暖かい音楽世界です。

ウップランド地方のスペルマンス・ステンマ


2001年の夏、
スウェーデンの楽器ニッケルハルパの伝承地ウップランド地方のスペルマンス・ステンマ(演奏家の集まり)

ステージに上りきらない人も両脇で一緒に弾いています。

間違った音なんてないよ、原っぱの風の中で全部和音になるからね!